マネージャーさんに連絡してシナリオを送り返事を
待つ。
1週間くらい待って下さいと言われた期限が過ぎて
も返事はこない。
うーんこれはだめかも、ドキドキしながら電話をす
る。
「あーごめんなさい連絡遅くなって」とマネー
ジャーさんといつもの早口の元気な口調(とっても
元気で明るい人なのです)
「あの奥田さんはやっぱり難しいですか?」と僕。
「あ、出ますよー」といつもの口調。
え?ほんまか?
半身半疑の僕をよそに「じゃあお願いしまー
す。はーいはーいはーい×(繰り返し)」てな感じ
で、(いつもどんだけ「はーい」って言うねん!っ
て思う)電話を切るマネージャーさん。
あっさり決まってしまった。
何か意外に
こんなもんなのか?
ほんとか?(結構疑り深い性格)
ま、いいか出てくれるって言ってるんだし。
うふ。
奥田恵梨華の出演は決まった。
んで撮影の1週間くらい前に我が家で本読みをす
ることになった。
我が家イコール美智男の家の撮影場所だ。
吉祥寺駅に奥田さんを迎えに行く。会うのは1年
数ヶ月ぶりか。
と、待ち合わせの改札の前を右往左往してる女が
いる。
何だ、あの女?
てか、奥田さんじゃん。
「何してんの?」
「え?」と奥田さん。
奥田さんの見上げた先には蝶々が飛んでいた。
どっかから紛れ込んだらしい。
そんな蝶めづる姫君、奥田恵梨華を車に乗せて
我が家へ行く。
そっから先のことは奥田さんのブログ(6月9
日のブログを参照して下さい)でも書いてある通り。
本読み(シナリオを声に出して読んでもらうこ
とですよー)の前から俺の本棚を気にしてるなーと
は思ってたけど。
最初の須田くんが一人で暮らしてる感じって参
考に見せた「コントラクトキラー」は全く見てな
かったと思います。
ま、奥田さんの出演しないシーンだからいいん
だけど。
「あ!」
本棚を見ていた奥田さんが大きな声を出す。
それが奥田さんのブログの通り、宮沢章夫著
「彼岸からの言葉」を発見した瞬間でした。
そんなに貴重な文庫本だとは知らなんだ。
ずっと探してたみたい。(どーも未だに探して
るようだ。あげよかな?)
その本を喜んで借りていく奥田さん。
何かようわからんけど、良かった。喜んでるぞ
この人。
その後はみんなで駅前の居酒屋に行く。
なんだか映画が具体的に進み出した感じ。
須田くんと奥田さんの二人並んだ感じもいいぞ。
とね奥田さんがこう言いましたよ、酔っぱらう
前にって感じで
「何でも言って下さい、細かいことでも」
いつになく真面目な顔をして、なおかつそんな
自分に少し照れた感じもありつつ。
んなこと言ったんだよ、あの人は。きっと忘れ
てるだろうけど。
僕はうれしかったよ。
他の役者さんだったら そんなこと言うの普通
なのかもしれないけど、
ほら、言わなそうな人だから。
あぁ、本当に映画が始まるんだ。
夏の夜、ほろ酔いで、でも少し身もひきしまっちゃう思いで帰った
よ家までフラフラと。
でさ家のドアを開けて部屋に入りますよ。さっきまで大勢人がいた
部屋だから、いつもよりシーンとした感じの室内です
よ。
そんな室内にあったのさ見慣れないシナリオがポツーンと。
忘れ物だね。
誰のだ?
台本を手に取る。
あの女のだ。(続く)
宮田宗吉(監
督)
実はちょっと自慢入ってるでしょ?
「あの人」とか「あの女」とかいう言葉に逆に距離の近さを感じるね。
続け。
台本を忘れて終わる。
まさに、「ほわわわー」な奥田さんらしくて、いい感じです。
次回は音楽がらみの話だろうか?
楽しみ。 楽しみ。
3も楽しみにしています!!
それにしても、台本。。。奥田さん。。。
僕もね、この前、世田谷美術館前で蝶を追いかけながら、
右往左往してました(笑)。
そこにリアル奥田発見。
素の部分が見れてる感じでうれしいですね。
もう私ったらドジなんだからw
テへw
勝手に想像してます。
早く続編ぷりーず!!
監督、純粋に羨ましい!
吉祥寺のどこに飲みに行かれましたか?