2008年08月09日

シティとトラブル!

P1010175.JPG昭和の車ホンダシティカブリオレは古い分トラブルたくさんあります。
その経験をバカバカンスでも使ってます。
オーバーヒートでボンネットから煙がモクモクなんて最初の時こそ驚い
たもんですが今や何とも思いません。
ペットボトルに水を入れて注ぎ足し注ぎ足しやっていこうじゃない
か!って感じです。
思えば初めてトラブルが続いたのは今から7年前2001年に「 RED
HARP BLUES」という映画に参加した時のことでした。
バカバカンスのプロデュ−サー高橋さんの初監督作品です。主演は鳥羽
潤で大阪で撮影しました。
その時の僕は助監督ではなく制作部で参加しました。
シティで大阪に行きました。
4人乗って東名をひた走って大阪へ。
その中の一人、後に「かぞくのひけつ」を監督することになる小林聖太
郎は長距離ドライブに備えて桂米朝さんのカセットを持って来たのですが
高速道路で張り切って走るうるさーいシティの車内では米朝さんの声は
聞こえないのです。残念ながら。
大阪には無事に着きました。
そしてロケハンです。
9月です。まだ暑い頃です。
4人で走ってるとボンネットから煙が上がって来ます。
あせります。今思えばウブでした。
ガソリンスタンドに入ります。ラジエーターに冷却水を入れます。
再び走り出します。
と、しばらくするとまた煙がモクモク。
車を路肩に止めます。
空のペットボトルを入手します。
こわごわラジエーターの蓋を開けて水を入れます。
そんな風にごまかしごまかし撮影に臨んだのでした。
ある時はラジエーターの蓋を開けるのをあせってピューっと冷却水を浴
びたこともあります。
Tシャツが緑色(冷却水は緑色なのです)に染まって呆然とする僕を照
明部さんがゲラゲラ笑いながらハイエースで抜かしていったのを覚えて
います。
そこはお寿司屋さんの前でした。そんな状態の僕にお寿司屋さんが「水
使ってええよ」って言ってくれたのです。
どーも一部始終見てたらしいのです。やさしいお寿司屋さんです。
ピューっと水を浴びる僕を見てお寿司屋さんもびっくりしたことでしょ
う。
ちなみにそのお寿司屋さんはびっくり寿司でした。
結局、2週間の撮影は何とか乗り切ってスタッフのみんなは東京に帰っ
て行きました。
僕は後処理で大阪に残りました。
みんなが帰った大阪の街をシティを走らせていると、またボンネットか
ら煙がモクモク。
またか。
そんなことにもうあせりません。
でもどうも様子がおかしい。
煙は前からだけじゃない。
後ろからも煙がモクモク。
前から後ろから煙がモクモク。
谷町筋を前から後ろから煙を出したシティが走ります。
ってか、そんな状態で車は走ることなんか出来ません。
ってか、お寿司屋さんはびっくり寿司ではありません。
嘘をつきました。
普通の大阪のお寿司屋さんでした。
そうだったらいいかな、と。
ちょっと思っただけです。

結局シティはうんともすんとも動かなくなりました。
うんともすんとも って何だ?
「うん」は分かるが「すん」は何だ?
「すん」って言ってる奴見たことないぞ。
 すん。

それはともかく走らなくなったシティはJAFのレッカー車でホン
ダの工場に送られることになったのでした。
レッカー車の上に乗っかったシティから見る大阪の風景はいつもと違っ
て見えるのでした。
それに少し恥ずかしい。照れます。とってもラクチンなんだけど。

結局動かなくなったシティは部品を交換しなくてはいけないということ
で、シティを大阪に残し体一つで東京に戻って来たのでした。
 
そんなこた、まだ沢山ある。
たいていのトラブルでは驚かなくなってしまいました。
冨樫監督と風間監督の家にシティで行った帰りも止まってしまったこと
もあります。
うんともすんともぷんとも言いません。
場所は大久保でした。
JAFを呼びます。
俺は何度JAFを呼んだのだろうか?
完全に元取って、逆に利用し過ぎでJAFから怒られそう。
ありがとうございますJAF!

冨樫さんと近くの小さな中華の店に入りJAFを待ちます。
ラーメンを頼みます。
他にはお客がひと組。
中年のおばちゃんとその旦那、10代後半のその息子。
ちょっとガラ悪い感じです。
そのおばちゃんの声が大きい。
ずっと、おばちゃんの友達のスワッピングの話をしてます。
さすが大久保です。
貴重な体験です。
世の中にはいろんな経験をしている人がいるのです。

そんなことも思い出しました。
 
色々あるね。

いつかそんなことも映画にしよう。

                                
     宮田宗吉(監督)
posted by バカバカンス at 15:05| Comment(5) | TrackBack(0) | キャスト&スタッフブログ
この記事へのコメント
僕も以前乗っていた車で同じような経験があります。
スプリンターカリブなんですけどね。
色も、このシティカブリオレと似てる『赤』でした。
正確には赤と黒のツートンカラーでした。
なので『バカバカンス』の中でシティを見ているとちょっと懐かしい気もしました。
僕のカリブもよくボンネットから煙が出てました。
で、都内でよくJAFを呼んでました。
僕もかなりの回数JAFにお世話になってます。
最近はJAFに電話することもなくなってしまいました。

ラーメン屋でスワッピングの話は聞いたことないです。
大久保恐るべし。。。
Posted by ジーホー at 2008年08月09日 16:14
『サイドカーに犬』観ました。
E映画でした。

『PLEASE』と「ガンプラ」は随分時代が違うだろー!?と思って調べたら、ちゃんと合ってました。
ガンダム、もっと新しいもんだと思ってた。
俺もおじさんになったんだなあ。

ちなみにシティ・カブリオレは、そういう時代尺度でいくと『FEEL SO BAD』ですね。
いつかカブリオレと「夢を見た」で映画作ってください。
Posted by リューカ at 2008年08月09日 17:30
煙こそ出ませんが、この猛暑のため、"ペットボトルで冷却水"を、"体"に補充する毎日です。

ホントに、「うん」とも「すん」とも「ぷん」とも、言えないぐらい暑いです。

いや、これ以上暑くなると、思わず「すん」と言ってしまうのかも。 かなり、ヤバイです。

唯一の救いは、今年は去年より夏季休暇が長い事(職場は扇風機だけ)。

でも、休みが長いと、戻った時に、その分ツライような気が・・・・



"大久保のおばちゃん"恐るべしですね。 息子のいる前でしゃべるなんて、あり得ないです普通。

あっ! そういえば『ロックの日』に、「シックスナインの日」とか、書いてた方もいましたね。 "あの女"も恐るべしですよね(笑)。

Posted by 残月 at 2008年08月09日 20:36
偶然ですが...

私は監督とおんなじシティに乗って、

愛知よりやってきて(家は国立)、

夢は映像作家で(叶ってませんが)、

半年前に新しい彼氏のもとへ去っていった彼女がおりまして(映画の話ですが)、

いまだに寂しいときだけ彼女は連絡してきまして、

一緒にバカバカンス観にいくと約束しましたが、

やっぱり観るとお互い辛いとか、

明後日は空いてるけど明日はダメだ、

など言い合っているうちに公演終了してしまいました。

ひとは所詮孤独なんだと思う日々より脱却して

すこし大人になりたっかたのに...

半年前より仕事をしていなかった私は

突如、東京を離れ故郷へUターンしました。

名古屋公演が楽しみです。

オンボロに乗って見に行きます。


Posted by ぼん at 2008年08月11日 10:55
すごい大久保といえば、サッカー日韓W杯での韓国の試合ん時(たぶんイタリア戦)の大久保。
街中が野外フェスのステージ前みたいな状況になってました。
歓声と怒号、ハングルとジャパニーズが入り乱れ、ヒステリック&ファナティックなリトルコリアと化した大久保は正直恐かったッス。
Posted by jdm at 2008年08月11日 16:48
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